社外取締役 取締役会議長<br/>橘 昇
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社外取締役 取締役会議長
橘 昇

取締役会議長として
議論の充実に注力し
企業価値向上に全力を尽くしてまいります

荏原実業グループへの評価

これまでのご活動を踏まえて、当社グループの特徴をどのように捉えていますか。

2022年8月、取締役会の議決を経て、取締役会議長に就任いたしました。

長年取締役会議長として取締役会の活性化に取り組まれ、ガバナンス体制の強化を進めてこられた鈴木久司会長兼CEOの後任として取締役会議長を務める重責に身の引き締まる思いです。

これまで、社外取締役として荏原実業グループの事業や企業文化、価値観を理解し、経営の重要事項の決定や執行の監督に努めてまいりました。

荏原実業は、経営理念である「豊かな人間環境の創造を目指して社会に貢献する」を実践しつつ、伝統的な日本企業の良さを備えており、研究開発へのチャレンジ精神も旺盛です。現在の不確実性の高い事業環境下においても、経営理念を指針としてあるべき未来への歩みを着実に進めることができると確信しています。

取締役会、社外取締役の役割

ガバナンス強化に向けた取締役会、社外取締役の在り方についてのお考えをお聞かせください。

取締役会の役割は、企業の持続的成長や企業価値の向上に向けた経営のモニタリングであると考えます。荏原実業は、監査等委員会設置会社として経営の「執行」と「監督」を分離した体制を取っていますので、これを踏まえると荏原実業の取締役会は、監督機能のウエイトが大きいものと捉えています。

社外取締役の職務として、執行に関与せず経営戦略やリスクマネジメント、ESG(環境、社会、ガバナンス)に対するアドバイスなどの多岐にわたる責務があり、執行とは異なる視点で意見を述べることが求められています。そのため、私自身、「荏原実業グループがいかにサスティナブルに成長し、企業価値を向上していけるか」という観点から、執行側の経営判断をサポートしていきたいと考えています。ガバナンスといえば守りのイメージがありますが、攻めと守りの両面が必要で、私は攻めのサポートを意識するよう心がけています。

取締役会議長の役割

2022年8月に取締役会議長に就任されましたが、取締役会議長の役割についてお考えをお聞かせください。

コーポレートガバナンスを強化するためには、公平性、独立性、透明性をしっかり担保して、「執行」と「監督」を分離し、取締役会が監督機能を果たしていくことが基本であり、その中で、取締役会議長の役割は、活発な議論の場を作り、各取締役が持つ意見や考え方を尊重しながら、最終的には取締役会が一体となって同じ方向を向けるよう導いていくことだと考えます。また、より建設的な議論がなされるよう説明や審議の方法等、充実した議論を尽くすための仕組みづくりにも引き続き取り組む必要があります。

合わせて、企業の成長の要となるリーダー育成にも、特別な思いで臨みたいと考えています。荏原実業グループの変革を推し進め、新たな未来を担う人材育成は、大変重要だと受け止めています。

長期ビジョン達成に向けて

最後に、当社グループの長期ビジョン達成に向けたお考えをお聞かせください。

2030年の長期ビジョンである「トータル環境ソリューションカンパニーへの進化」を達成するためには、荏原実業グループの創出する価値を広く社会に認知してもらい、共感・協働していただけるステークホルダーを増やしていくことが不可欠です。
 
取締役会議長、社外取締役として株主価値、企業価値の向上に向け全力を尽くしてまいります。